スマートブルー株式会社 前田さん


スマートブルー株式会社 前田さん

 私は、環境生命科学科を卒業後、スマートブルー株式会社に入社しました。スマートブルーは「持続可能性の追求」を企業理念としており、再生可能エネルギー×農業を通して『エネルギー自給率』と『食料自給率』の問題を解決し、その両面から地球の持続可能性の向上を目指すSDGsに事業として取り組んでいる会社です。入社して1年目は、農地をお持ちの方に農地のコンサルティングをしていました。高齢で農業ができなくなった方、農地を相続したけど会社勤めで管理ができない方等、農地に関して悩みを抱えている方は少なくありません。そんな耕作放棄されている農地を、太陽光発電や、農業をしながら発電も行う営農型発電(ソーラーシェアリング)と呼ばれる設備に有効活用し、再生可能エネルギーの普及に努めました。2年目の現在は、新卒採用を行っています。「持続可能性の追求」という考え方に共感し、持続可能な地球を創りたい!という意志を持った学生との出会いの場をつくり、インターンシップや選考会、内定者研修等、入社までの全ての学生との関わりを担っています。スマートブルーでは会社は「人」が大切だと考えており、これからの会社の未来を担う新卒の採用に力を入れています。

 大学では食、栄養、環境と、人の生きる源となる分野を幅広く学び、実践として学生実験や研究を行ってきました。食、栄養、環境というキーワードは、SDGsの考え方の根底にもなっていると私は考えています。SDGsの17の目標のうち、「2 飢餓をゼロに」、「7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに」、「13 気候変動に具体的な対策を」、「14 海の豊かさを守ろう」、「15 陸の豊かさも守ろう」がとてもわかりやすい例です。SDGsはいまや環境系企業のみならず、全ての業種・職種に関わりのあるものになっています。私の今の業務内容だけ見ると大学で学んできたことと離れているように見えますが、食や環境の知識を活かしたコンサルティングや、同じバックグラウンドを持つ学生にアドバイスができるのは、私だからこそできる仕事です。理系出身というと研究職というイメージがあるかもしれませんが、様々なことに応用できる知識をつけて、将来の活躍の場の可能性を広げてください。