2023年度フィールドワーク


2泊3日で森林生態系に関するフィールドワークをおこないました

 令和5年9月12~14日に2泊3日の行程で食品栄養科学部環境生命科学科・2年生の必修科目「フィールドワーク」(及び専攻選択科目「フィールドワーク演習」)をおこないました。本年は「森林における物質循環」を主題として、文部科学省が認定する教育関係共同利用拠点・静岡大学農学部付属 地域フィールド科学教育研究センター天竜フィールドにて、同センターの花岡准教授、水永特任教授、栗原特任助教および技術専門職員の方々のご協力いただき、森林生態系における有機物質循環を担う昆虫や動物種の特定・樹木の生長に関わる土壌特性とその要因の解明を目指しました。具体的なフィールド作業として、1日目と2日目には、腐肉食性昆虫トラップの設置・回収、野生動物監視カメラの映像確認、土壌層準や性状の記載、土壌コア採取、ヒノキの樹径測定、リター分解試料回収、沢水採取などをグループごとにおこないました(写真1,2)。これらの試料を研修施設に持ち帰り、理化学測定(土壌透水性、土壌pH、溶出水電導度、リター分解の観察等)と現場データを取りまとめました。最終3日目は、これらのデータを基に、グループごとに「ヒノキの成長を決定する環境要因」について、物質循環という視点で「わかったこと」や「考えられる仮説」を議論し、パワーポイント資料に取りまとめました。最後に、グループごとに発表し、質疑応答をおこない、森林生態系に関する理解を深めました。

 本年は、4年ぶりの宿泊での演習となり、2日目の夕食は懇親会をかねてバーベキューを楽しみました(写真3)。学生同士、学生と教員のコミュニケーションをより深める意味でも貴重な機会を共有できました。

         

      

 

 

 

 

 

 

     写真1:屈指の水質を誇る阿多古川で参加者全員集合                    写真2:ヒノキ林で樹径の測定

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真3:2日目の夕食は、懇親会もかねてBBQ


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