SDGs


SDGs (Sustainable Development Goals; 持続可能な開発目標)は、2015年に国連で採択された国際社会が目指す17の目標と169のターゲットを指します。

Sustainable Development(持続可能な開発)という言葉・概念は、1987年に環境と開発に関する世界委員会 (ブルントラント委員会)により出された報告 "Our common future (我ら共有の未来)" で使われ、その後広まりました。この言葉は、「将来の世代の欲求を満たしつつ,現在の世代の欲求も満足させるような開発 (外務省訳)」という意味があります。1992年の地球サミット(リオデジャネイロ)は、国連人間環境会議(1972年)の開催20周年に行われましたが、行動計画として「アジェンダ21」を採択しました。2001年にはミレニアム開発目標(MDGs)として、極度の貧困と飢餓の撲滅など、SDGsの前身となる8つの目標が2015年を達成期限として定められました。このMDGsの成果を踏まえ、新たに2030年までに達成すべき目標を定めたのがSDGsとなります。

環境生命科学科の先生方も、SDGsを意識した教育研究活動を行っています。

SDGsに関する活動


環境生命科学科では、静岡県立静岡東高等学校が進めている「総合的な探求の時間」のうち、SDGsに関する探究活動について、専門性を活かした助言や指導を行っております。

2024年8月2日に第4回SDGs相談会が開催され、静岡東高等学校2年生28名と本学科の教員3名が参加しました。

この相談会では、「環境問題を身近に感じてもらうためには?」「地球に負担をかけずに涼しくするには?」「水質改善に貢献するには?」「生ゴミ問題をどう解決する?」「食品廃棄問題に対してどう向き合うか?」などの環境問題を中心に、探究グループが計画した11個のテーマに対して、本学科の教員が環境科学の専門的見地に基づき、高校生にも分かりやすい内容で助言を行いました。

参加した高校生からは、「探究活動に関して幅広い知識が得られ、今後の活動に活かせる」「メールや電話などで今後も質問させて頂きたい」など、今後の活動に対しても引き続き助言して欲しいという声が聞かれ、充実した相談会になりました。